じゅのぶろ

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Kali LinuxをWindowsライクなデスクトップ環境にしてみた

2019/11/26にKali Linuxの新しいバージョンが発表されて話題になっていた Windowsライクなデスクトップ環境に変更してみました。

今回のアップデートでの変更点は以下の通り公式

  • A new default desktop environment, Xfce
  • New GTK3 theme (for Gnome and Xfce
  • Introduction of “Kali Undercover” mode
  • Kali Documentation has a new home and is now Git powered
  • Public Packaging – getting your tools into Kali
  • Kali NetHunter KeX – Full Kali desktop on Android
  • BTRFS during setup
  • Added PowerShell
  • The kernel is upgraded to version 5.3.9
  • … Plus the normal bugs fixes and updates.

アップデート

まずはアップデートを実施しました。 これは単純でaptからアップデートできます。

root@kali:~# cat </etc/apt/sources.list
deb http://http.kali.org/kali kali-rolling main non-free contrib
EOF
root@kali:~#
root@kali:~# apt update && apt -y full-upgrade
root@kali:~#
root@kali:~# [ -f /var/run/reboot-required ] && reboot -f

Windowsライクにするにはxfceを使用するので以下をインストールします。

root@kali:~# apt -y install kali-desktop-xfce

設定

再起動しユーザ名を入力後、gdm3を使っていれば歯車が表示されるのでXfce Sessionを選択します。

ユーザ名を入力後、Xfceを選択

ログイン後にTerminalからkali-undercoverと入力するとデスクトップがWindowsライクに変更されます。

ユーザ名を入力後、Xfceを選択

GNOMEでログイン後に入力しても以下のエラーが出てしまい、変更されないのでxfceでログイン後またはxfceプロセスを起動してからコマンド実行する必要があります。

root@kali:~# kali-undercover 
xfce4-notifyd: no process found

デフォルトデスクトップ環境変更

続いてデフォルトのデスクトップ環境をGNOMEからXfceに変更します。 ディスプレイマネージャをgdm3のままできないか試行しましたが、
デフォルトがGNOMEから変更できなかったのでlightdmを使いました。 以下のコマンドで変更できます。

root@kali:~# dpkg-reconfigure gdm3

Configure画面が出ます。OKを選択します。 dpkg-reconfigure gdm3入力後の画面

lightdmを選択 lightdmを選択

再起動後、ログイン画面が変更されているか確認してください。(上:gdm 下:lightdm)

gdmログイン画面lightdmログイン画面

以下のサイトを参照させていただき、update-alternatives --config x-session-managerを使いました。 takuya-1st.hatenablog.jp

実行すると以下のように選択画面がでるのでxfce4-sessionの番号である「3」を選択しエンター。 default session選択画面

これで再起動すればxfceがデフォルトになっています。
※ kali-undercoverコマンド入力後は再起動してもxfceを選択すればWindowsスタイルが反映されたままでした。